宮沢賢治ノ心象スケッチ展 【第一回 春と修羅、青春】
【春と修羅、青春】 “心象スケッチ”とは、宮沢賢治によって書かれた詩の事である。日本を代表する文豪でありながら地学・農学研究者でもあった賢治は、農作業の傍ら、印象的な東北の自然の風景や農民の姿を、目で見たその場所でスケッチするように文字に表した。 宮沢賢治と言えば、『銀河鉄道の夜』や『やまなし』などの児童文学で有名であるが、文学作家としての彼のルーツはむしろ俳句や詩である。今回取り上げる『春と修羅』は、最愛の妹トシ子を亡くした二年後に、宮沢賢治が生前唯一刊行した詩集の内の一作品である。 今回私たちは宮沢賢治の詩を再評価するとともに、賢治の描いた東北を美術や音楽によって表現し、綜合的な芸術の可能性を追求する。 ○主催 神戸大学発達科学部人間表現学科六期卒業生有志 柴田美帆子・・・服飾、フォトモンタージュ 堂下愛美 ・・・音響 山本法子 ・・・絵画、立体造形